日記、本と音楽

統合失調症。普段の生活について書きます。

読書

まんがで読破、罪と罰、こころ

ブックオフに行き、まんがで読破シリーズを探してみた。罪と罰、こころの二冊を買った。実は、罪と罰も上巻の半分くらいまでしか読んでいないし、こころも部分的にしか読んでいないので、通読はしたことがない。このまんがバージョンを読むことで、原作を読…

7000ページ

そして、『失われた時を求めて』は、ちくま文庫だと、全10巻あるらしい。1巻あたり700ページくらいだから、7000ページか。ほんとうに、なんか、数年計画になりそうだな。

眠れない、プルースト

まったくもって眠れないので、寝るのは諦めて、いまプルーストを拾い読みしている。文章自体は読みやすく、おもしろい。 さて、何時まで起きていようか。朝まで起きていると、ぼくの起きるべき時間、7時20分に起きられなくなる。となると、2時くらいに寝てし…

数年計画

まんがで読破の二冊を引っ張り出してくるついでに、プルースト『失われた時を求めて』(ちくま文庫)の一巻を引っ張り出してきた。この本も前々から読みたいと思っているのだけど、なかなか順番が回ってこない。なかなか一冊の本に向き合えないな。しかも、…

せぬときの坐禅

そうしてそのすべての外的なものを除いて現れるのが自己であるのだ つまりそれが「意識せずとも坐禅ができる」状態ってことですよね そう 個人本来の自然な姿――…真に自由な存在である自己となるのじゃ(『まんがで読破 西田幾多郎 禅の研究』、p84-85) せぬ…

まんがで読破シリーズ

ほんとうに人生を投げていれば、本を読むこともないだろう。自分の過去について、現在自分の置かれている事態について理解しようとすることもないだろう。実際、過去について、本を読んで理解したところで、現在が変わるわけではないから、意味がないんじゃ…

二人のさびしい男がいた

『ちくま日本文学 006 寺山修司』に、野球について書いてあった。ぼくは野球には興味を持ったことがないけれど、ちょっとおもしろいと思った部分があったので、下に引っ張る。 「二人のさびしい男がいた。 これが、ピッチャーとキャッチャーだ。二人は唖でも…

シュージ・テラヤーマ

内田樹の本を探しに、ブックオフに行ってきた。目当ての本はなかったけれど、寺山修司のちくま書房によるアンソロジーと、アウグスティヌスの『告白』(岩波文庫)の下巻が見つかったので、買ってきた。アウグスティヌスの『告白』は、下巻から読んでも問題…

ベーメ

『ベーメ小論集』から。 ベーメはあの大いなる幻視(ヴィジョン)の体験のあと沈黙を続け、静かに神を賛美し、神の光のうちに神と自然とともに敬虔な歩みを続ける。 その思想的努力は、神の本質を描き出すための激しいマグマのような衝動を働かせ続け、やが…

あかい花

結局、暇でなにもやることがないので、髪を切りに行ってきた。一時間待ちだったけど、待っているあいだ、ガルシンの「あかい花」という短編を読んだ。19世紀の精神病院の話。 静かな暖かいやみの夜であった。窓はあけ放してあって、星かげが黒々とした空にま…

ガルシン

ガルシンの短編集をアマゾンで買った。ガルシンも、統合失調症とされている。若くして自殺した。 いまは、ルソーの『エミール』を読み進めている。 今日は、とくになにもしていない。本も10ページくらいしか読んでいない。なんにもやる気が起きないんだけど…

語彙

知らない言葉について知ることは、新しい世界について知ることなのか。語彙の少ない人と、語彙の豊かな人とでは、どのように見えている世界が違うのか。語彙が少ないと、複雑で豊かなものごとを、自分の少ない語彙に当てはめるために、強引に単純化してしま…

図書館

図書館に行ってきた。吉本隆明『心的現象論序説』、『柄谷行人蓮実重彦全対話』、中井久夫『「伝える」ことと「伝わる」こと』を借りてきた。 中井久夫の横に木村敏の『分裂病の現象学』のちくま学芸文庫版があった。この文庫版は、2012年に出たもので、ぼく…

キリスト教神秘主義

『キリストにならいて』を、20ページほど読み進めた。ぼくはいまのところ、キリスト教神秘主義というものに興味がある。エックハルトの『神の慰めの書』を読んだら、『ベーメ小論集』を読みたい。その次は、アウグスティヌス『告白』かな。自分のいまのおも…

久し振りのフーコー、あと吉本隆明が気になる

ずいぶん前に途中まで読んで放置していた、フーコーの『狂気の歴史』を引っ張り出してきた。いま134ページ。二段組みなので、量があるけど、内容的にはそんなに難しくはないと思う。文章がとてもよくて、読んでいて心地いい。風格のある文章だ。ただ、量があ…

漱石

漱石が読み返したくなったので、『三四郎』を引っ張り出してきました。与次郎、広田先生に会いたくなってきた。この小説は、いまのところぼくにとっていちばん大切な小説の一つ。いままでに何回読み直してきたかわからない。初めて読んだのは、高校生のころ…

今日は

図書館で、檜垣立哉『ドゥルーズ入門』を借りてきました。べつにドゥルーズに入門したいわけではないのですが、アマゾンのレビューを見ていたら、「どこが入門だ」というようなレビューばかりだったので、逆に興味を持ちました。それで、ついでのラカンの『…

村上さんのところ

今日もデイケアでした。 さっき、「村上さんのところ」というウェブサイトで、村上春樹にメッセージを送信しました。村上春樹はすべてのメッセージに目を通し、それらの一部に返信してくれるとのことです。村上春樹は、昔から何度か、こういうことをしていて…

読みたい本

最近、読書にたいする熱意が弱まっているように感じられるのは、まだ読んでいない本、読みかけの本をぱらぱらするということをしていないからなのではないか、といま思いました。いま、居間のパソコンの横に積んである本をいろいろぱらぱらやっていたら、あ…

ベーメ小論集

ヤコブ・ベーメ『ベーメ小論集』を、アマゾンで購入した。3500円くらいした。

日本的霊性

「例えば鈴木大拙氏はその著『禅論集』の中で、日本文化と禅とはきわめて緊密な関係にあること、日本のいろいろな術、武士の精神的態度、日本人の生活様式、道徳的・実践的ならびに美的方面はおろか、ある程度までは知的方面においてさえ、日本人の生活形態…

神を観ることについて

ぼくは昔、「もう一つの意志」をめぐって毎日を生活していたけど、この「もう一つの意志」というのは、ユング心理学でいう「影」なのだということを、統合失調症になったあとに知った。また、「もう一つの意志」をめぐって毎日を生活することは、「神を観る…

日本の弓術

岡倉覚三『茶の本』、オイゲン・ヘリゲル『日本の弓術』を、読み直したくなってきた。どちらも、100ページくらいのとても薄い本だから、簡単に読み直せるんじゃないかと。とくに、『日本の弓術』はとても印象深かった。とは言っても細部は殆んど忘れてしまっ…

翻訳夜話

今日は、村上春樹・柴田元幸『翻訳夜話』(文春新書)を、90ページほど読みました。一日で90ページ読めれば、ぼくにしては上出来です。とてもおもしろい本です。 前の記事でも、読書について触れていますが、ぼくが本を読むことを重視しているのは、楽器演奏…

エックハルト

今日は、外出中は村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス 上』(講談社文庫)を読んでいた。それで、エックハルト『神の慰めの書』(講談社学術文庫)は、家で読むことに決めているので(かばんに入れると、折れたり汚れたりするかもしれないから)、さっき4ペー…

エックハルトとユング

エックハルト『神の慰めの書』(講談社学術文庫)を読んでいるけど、ものすごい本だ。エックハルトは、前に『エックハルト説教集』(岩波文庫)を読んだけれども、この『神の慰めの書』のほうが、おもしろいかもしれない。鈴木大拙の本を読んでいるときのよ…

悦ばしき知識

「この本のためには、おそらく一篇の序文だけではこと足るまい。だが、幾らあっても結局、相似たことを体験した者でないなら、序文なんぞによってこの本の体験に近づけるものではないのではないか、という疑問が依然として残るだろう。」(ニーチェ『悦ばし…

エックハルト周辺

エックハルト『神の慰めの書』(講談社学術文庫)を、アマゾンで購入しました。アマゾンで本を購入するのは久し振りです、と言っても二週間振りくらいですが。シモーヌ・ヴェイユは、エックハルトのことを「神の真の友」と言ったらしいです。シモーヌ・ヴェ…