日記、本と音楽

統合失調症。普段の生活について書きます。

愚痴、痴愚

ビートルズ『ウィズ・ザ・ビートルズ』を聴いています。このアルバムは再生頻度が高いです。ビートルズの二枚目のアルバムです。

 

ところで、愚痴という言葉について考えていたのですが、ぼくはこの愚痴という言葉がどういったものを指すのか、よくわかりません。よく「愚痴をこぼす」なんて言いますが、これは痴愚という言葉、つまりおろかしさと同じ意味なのでしょうか。ぼく自身、ブログ上で愚痴をこぼしていることは、あるだろうか。ぼくは、事実を記述しようとしていますが、ぼくの書いていることは、愚痴が多いのかどうか、自分には判断できません。愚痴と事実の記述とは、どう違うのか、どこで両者の線引きができるのか。抑制のきいていない内容が、愚痴なのかな。ぼくは、自分で、自分の書いているものは、それなりに抑制がきいていると思っている。他人から見てどうか、ということを一歩引いて見られるということが、抑制ということなのかな。ぼくは昔、音楽の演奏をしていたのですが、ありあまる感情を、いかに抑えて演奏するか、ということを考えていました。演奏するにあたって、爆発するような感情は、まずあって当たり前です。そのうえで、そのパッションをいかに抑えるか、ということが重要です。音楽を演奏するうえで、この爆発するような感情が、まず第一義的なものなので、いまはその激しい感情なり、なにかを語りたい、という衝動がなくなってしまったので、演奏をやめてしまったわけです。統合失調症になってからも、何度か演奏を試みましたが、やはりパッションのない状態では演奏はできないということを再確認しただけでした。

 

と、このように書いてきて、この内容も愚痴にあたるのではないか、と少し心配になってきました。自分に不足しているものをただ歎くのではなくて、不足をいかに補うことができるのかどうかについて考える必要があるということですね。