語彙
知らない言葉について知ることは、新しい世界について知ることなのか。語彙の少ない人と、語彙の豊かな人とでは、どのように見えている世界が違うのか。語彙が少ないと、複雑で豊かなものごとを、自分の少ない語彙に当てはめるために、強引に単純化してしまうしかない。語彙の少なさに、拘束される。ものごとをなるべくあるがままに表現理解するためには、それなりの語彙が必要とされる。
少しずつ、読書に対する熱意が戻ってきているような気がする。あれも読みたい、これも読みたいというやつ。ここ最近は、読んでどうなるの、という感じになっていた。いまは『ツァラトゥストラはこう言った』の上巻を読み進めている。いま第二部。エックハルト『神の慰めの書』は、あと三分の一くらいのところで、止まっている。