ベーメ

ベーメ小論集』から。

 

ベーメはあの大いなる幻視(ヴィジョン)の体験のあと沈黙を続け、静かに神を賛美し、神の光のうちに神と自然とともに敬虔な歩みを続ける。

 

その思想的努力は、神の本質を描き出すための激しいマグマのような衝動を働かせ続け、やがてそれは次第に言葉を生み、著述へと実現されていった。

 

ベーメはこの最初の書をいわば草稿として、つまり「このまったく驚くべき認識、直観、感受の、自分のための覚え書として書いた」のであって、一生涯、自分の手元に置いて、誰にも見せるつもりはなかった」。