日記、本と音楽

統合失調症。普段の生活について書きます。

継続は力

カシオペアを聴いている。フュージョンはそんなに好きではないけど、カシオペアの『エイジアン・ドリーマー』というアルバムだけは、いまでもたまに聴く。というのも、高校時代を思い出すからだな。英語を勉強していたのを思い出す。英検の準一級のための勉強をしていたのを思い出す。落ちたけれど。英語は、読みは少しはできたけど、聴き取りが致命的にできなかった。いまだに聴き取りは苦手。自分には英語の聴き取りは向いていないんじゃないかと思う。それとも、たんなる努力不足か。早稲田の商学部の試験には、英語のリスニングがなかったから、勉強する必要がないということで、あまりリスニングの訓練をしたことがない。英作文もやったことがない。

 

こうして受験生のころを懐かしんでいるのは、そのころはまだ離人症を発症していなくて、現実感がちゃんとあったからだろう。受験勉強は、楽しかったな。いまからでも、英語を勉強しようか。なんのために? 受験生のころは、ただたんに試験をパスするためだけに英語を勉強していた。日本語の本すらまともに読めないのに、英語を身につけることはできないだろうと思っている。英語力よりも、国語力を身につけることを優先すべきだと思う。普通だったら、英語力も国語力も両方必要なんだろうけど、なにしろやる気がないし、本がまともに読めないから、英語の勉強をする余裕がない。英語の勉強をする時間とエネルギーがあったら、西田幾多郎の本を解読することのほうを優先すべきだと思う。勉強というのは、勉強だけに限ったことではないだろうけど、量が質を決定する、というところがある。一日一時間の勉強では、いつまでたっても身につかないだろう。また、継続は力ともいう。三日坊主では、いつまでたっても身につかない。ぼくは統合失調症になってから、三日以上なにかを継続できているのかどうか。ドイツ語も挫折したし、フランス語も挫折したし、英語も挫折した。かろうじて続いているのは、本を読むこと、くらいだ。