商人

注意せよ、目立つような罪を犯さないように慎み、善人たらんことを切に願い、神の御誉れのために、断食や、不眠や、祈祷や、その他どんなことであろうと善行という善行はみなこれを積んでゆくといった人々も、もし彼らのそれをなす理由が、主がそれと引換えに何らかのものを与えて下さるだろうからということであり、神がその代償として自分たちの気に入るような何かの事をして下さるだろうから、というごときことであるとするならば、そうした人々はすべて皆ことごとく商人にほかならない、然りこうした連中こそ皆ことごとく商人なのである!全く率直に言ってそうである!(M・エックハルト『神の慰めの書』、講談社学術文庫、p236)

 

最後の強調が、ユーモラスというか、おもしろいと思った。全く率直に言ってそうだと思うよ。そういえば、ぼくは大学では商学部に所属していた。まったくもって向いていなかったと思う。