喫茶店でニーナ・シモン

いい喫茶店を見つけた。内装もいいんだけど、コーヒーもケーキもおいしくて、音楽はデューク・エリントンなどのスイングジャズとか、ルイ・アームストロングエラ・フィッツジェラルドなど。ニーナ・シモンの一枚目のアルバムの「マイ・ベイビー・ジャスト・ケアズ・フォー・ミー」が流れていて、嬉しかった。まあ確かにこの曲はテレビのCMでも使われたりしていて、ニーナ・シモンの曲の中ではいちばんポピュラーなものだろう。一枚目の「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」なんかは、喫茶店のBGMにかけるには思い切りが必要なのだろう。あと『ニーナとピアノ+4』の曲も、喫茶店のBGMには不向きかもしれない。もし喫茶店で「エブリワンズ・ゴーン・トゥー・ザ・ムーン」とか、「イン・ラヴ・イン・ヴェイン」とか「ミュージック・フォー・ラヴァーズ」とかが流れていたら、ぼくはもう歓喜して快哉を叫ぶね。

 

いま家で、クレンペラー指揮、バッハミサ曲ロ短調を聴いている。これはもう十年以上聴いているのかな。バッハといったら、このミサ曲ロ短調と、マタイ受難曲、あとピアノ曲ゴルトベルク変奏曲平均律、インヴェンション、パルティータあたりをたまに聴く。クレンペラー指揮、あとピアノはグレン・グールド中心。ディヌ・リパッティも聴く。リパッティといえば、彼のバルトークピアノ協奏曲第3番は、とても好き。ピアノが気品にあふれ、音色に透明感がある。バルトークのこの曲には、木々のざわめき、小鳥の歌、土の匂いが感じられる。あとリパッティの演奏で好きなのが、ショパンピアノ協奏曲第1番。