日記、本と音楽

統合失調症。普段の生活について書きます。

陰性症状は進行するのかいなか

感情とか、読書にたいする熱意が、以前と比べて落ちているように思うけど、それはたぶんデイケアに通うことで、ほとんどエネルギーを使い果たしているからだろうな。そう思いたい。陰性症状が進行していると考えるよりは。また、その一方で、デイケアに通いだしてからは、生活の密度が濃くなっているように思う。デイケアに通いだす前の四年間は、酷かった。家族、主治医以外と言葉を交わすことがなかったからか、生活に内容がなかった。本はいくらか読んだと思うけど、いまにして思うと、なにをやっていたのか思い出せない。体験の内容からすると、その四年間は、普通の人の一週間分にも満たなかったんじゃないかな。デイケアに通いだしてからは、とりあえずは、いろんな人と言葉を交わすようになったから、内容が出てきたんだと思う。

 

読書については、以前は「この本も読みたい、あの本も読みたい」という感じだったけど、いまはそんなに熱意がない。いまはエックハルトの本を読んでいて、おもしろく読んでいる。でも、べつに読まなくてもいいんじゃないか、という感じで、以前のように、読まなくてはならない、という感じではない。どうしても読まなくてはならない本を一通り読んだからでもあるかもしれない。でも、なんか、意欲が日に日にすり減っているようにも感じられるんだよなあ。

 

音楽については、以前はかすかに心地よいということがけっこうあったんだけど、いまはそれすらない。なんか、ひっかかるものがないんだな。

 

でも、デイケアに通いだす前の四年間はまったくの無内容だったと気づけるようになったし、デイケアに通いだしてからは、けっこう生活に内容があるように感じられるので、これはいいことだろう。なにしろ、デイケアには週三日通っているけど、毎日違うことをやるから、家でひとりで過ごしているよりは、内容はあるよね。

 

統合失調症陰性症状主導型は、症状が徐々に進行し、最終的には人格解体に至るなんてことがネットには書いてあるけど、ネットだから信ぴょう性があるのか疑問だけど、これは誤りなのか正しいのか。いまだによくわからない。未治療であれば、進行することは間違いないのだろうけど、薬物治療を行っている場合でも、進行することがあるのか。そこが気になる。今度、主治医に訊いてみるかな。

 

統合失調症陰性症状は、薬物療法を行っていても、進行することがあるのか、これはとても基本的な問題のように思われる。統合失調症の人だったら、誰もが疑問に思うことだろう。ぼくは統合失調症の本はそれなりに読んでいるのに、いまだにこの問題がわからない。統合失調症についての本って、本によって書いてあることが矛盾していることがとても多い。つまり、それだけ複雑な病気であって、まだ解明されていない部分が多いということだろう。