日記、本と音楽

統合失調症。普段の生活について書きます。

学校の勉強

前に自分が統合失調症なのかどうかはっきりとわかっていない、というようなことを書きましたが、少し前に主治医に病名について確認したところ、典型的な統合失調症であると考えてよいとのことでした。最近、自分の妄想について自覚できるようになりました。発症してからもう十年以上経つわけですが、自分は妄想を持たないから、少なくとも典型的な統合失調症ではないのだと本気で信じていました。妄想のない病型の統合失調症なのだろうと考えていました。いわゆる単純型統合失調症というやつなのだと信じていました。でも、自分の妄想を自覚するということは難しいことなのですね。妄想について具体的に語ることは今ここではしませんが、被害妄想、誇大妄想を始めとして、一通りの妄想はそろっていたように思います。

話は変わりますが、ぼくは勉強がそれなりに好きなのだと思います。小学校のころから勉強が苦手で、テストではいつも悲惨な点数を取っていて、得意な科目もなく、勉強しようという意欲もなく、周りから勉強をしろといわれることもなく、漫画とテレビゲームばかりしている子供でした。

中学に入ったときに、エレキギターに出会って、初めて人生において何か夢中になれるものを見つけたわけですが、中学でも勉強はまったくできませんでしたし、まったく勉強をしませんでした。

高校二年のころに初めて本というものを読み始めて、受験勉強も始めました。小説というものに興味を持ったきっかけとなったのが、安部公房の「赤い繭」という短編でした。現代文の教科書に載っていたのですが、小説というのはかっこいいんだと思って、それから安部公房の『壁』という小説を買って読みました。それから小説を少しずつ読むようになりました。

ぼくがこれまでの人生でちゃんと勉強をしたのは、高校二年から三年の冬にかけての一年半のあいだだけです。その一年半は休みの日は家で十三時間くらい勉強していました。学校のある日は、家で五時間くらいは勉強していたと思います。といってもそれくらい勉強している人は世の中にごろごろいるでしょう。

いま、小学校の勉強もできないことが気がかりになって、小学校の算数とか理科とかをたまに勉強しているのですが、おもしろいです。高校のときに勉強したのは国語、英語、社会の三教科だけなので、数学とか理科は小学校レベルも理解できていません。なので数学と理科に興味があります。もっとも、国語、英語、社会もそんなにできるほうではないのですが、数学や理科と比べれば得意なほうだ、というくらいです。

最近、Z会の読み解き古文単語という参考書を読んでおもしろいと思いました。算数は旺文社の小学総合的研究わかる算数というのを読んでいます。手元に中学総合的研究数学、あと大学受験総合的研究数学Ⅰ+Aというのもあります。いつか高校数学まで勉強してみたいと思っています。

勉強が好き、というのは今になって勉強のおもしろさに気づきつつあるということです。まあでも何事も始めるのに遅すぎるということはないといいますし、今からでも小学校レベルの勉強から始めてみたいと思っています。